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【学生・社会人問わず必須の力】エビデンスベースという考え方

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エビデンスの意味とは

  証拠。証言。
医学で、臨床結果などの科学的根拠。その治療法がよいとされる証拠。

コトバンクより引用。

最近ビジネスでもよく聞かれるようになったエビデンス(Evidence)という言葉。上記の通り、証拠とか根拠という意味で使われます。

ビジネスシーンでもこの会話のエビデンス残しておいて!とか、この経費精算のためのエビデンスを提出してください。みたいな使われ方をしているようです。

私も仕事柄エビデンスという言葉は多用しています。(上のような変な使い方はしませんが…)

科学分野において、エビデンスは非常に大きな意味を持っています。良くロジカルシンキングの本において、主張には根拠がセットである必要があると書かれていますがこの根拠の部分がエビデンスですね。

一時期STAP細胞なるものが世の中を騒がせましたが、あれが問題だったのはこのエビデンス、特に再現性が欠けていたの点でした。

科学的主張をするためには、それを成り立たせるためのエビデンス=証拠が必須なのです。逆にエビデンスがなければそれは非科学的だと見なされてしまいます。

ただ一口にエビデンスといってもその質に合わせてレベルがあるので、次はエビデンスのレベルについて解説します。

エビデンスレベルについて理解する

エビデンスレベルについて概観するために、まずは国際医学情報センター*1が公開している

下記の外部リンクが参考になるので、見てみてください。

レベル分類

これによるとエビデンスレベルは以下の通り、最高レベルの信頼性を担保する

1aから6までの八段階に分類されます。

1a ランダム化比較試験のメタアナリシス

1b 少なくとも一つのランダム化比較試験

2a ランダム割付を伴わない同時コントロールを伴うコホート研究(前向き研究,prospective study,concurrent cohort studyなど)

2b ランダム割付を伴わない過去のコントロールを伴うコホート研究(historical cohort study,retrospective cohort studyなど)

3 ケース・コントロール研究(後ろ向き研究)

4 処置前後の比較などの前後比較,対照群を伴わない研究

5 症例報告,ケースシリーズ

6 専門家個人の意見(専門家委員会報告を含む)

このうち特に重要な1aと1bについて、解説をします。

まずランダム化比較試験(RCT)について。

研究において、多くの変数がある場合にある変数を変えるために外部から手を加える事を介入と言います。例えば、学習者に対して、教師が助言を行う事が考えられます。

ランダム化比較試験を適切にデザインするためには次の二点を抑える必要があると言われています。

1つは介入を加える対象を完全にランダムにする事。

もう1つは介入を行う群と行わない群(統制群や対象群と言ったりもします)を区別する事。

以上を抑える事により、特定の介入による効果をより正確に測定することができ、より信頼性の高いエビデンスが得られます。

デメリットとしては、ランダム化比較試験を実施するために多くの手間と費用を要することが挙げられます。

次にランダム化比較試験のメタアナリシスについて。

前半のランダム化比較試験についてはすでに説明済みですので、メタアナリシスについて解説します。

メタアナリシスとは、システマティックレビューのうち、特に定量的(≒統計的)に分析を行なったものを指すことが多いと思われます。

システマティックレビューの定義も中々難しいのですが、同じ課題を研究している多くの論文を統合してより一般的なエビデンスを得ようとすることというイメージでしょうか。

より詳しく知りたい場合は

http://waidai-csc.jp/img_data/6992cfb0d73db0f8e495da6b465c7932.pdf(日本語)か

https://www.ccace.ed.ac.uk/research/software-resources/systematic-reviews-and-meta-analyses (英語)が良くまとまっています。

要するに、メタアナリシスとは、既存の研究を取りまとめそれを統計的に処理する事により、ここの研究に内在していたバイアスを取り除く事が出来る点に優れていると理解しておけばいいでしょう。

そんな信頼性の高い二つの研究方法が組み合わされたのがランダム化比較試験のメタアナリシスです。一番エビデンスレベルが高いのも納得ですよね。

エビデンスベースドアプローチとは

ここでもう一つ注目なのはエビデンスレベルのうち一番低いのは専門家の個人の意見という点です。

【勉強方法について学ぶ】Learning how to learn とは

の中で東大生や京大生個人の勉強法について書きましたが、まさにこれは(受験の)専門家個人の意見です。

その信頼性について疑義があることはこの記事を読めばより理解できるようになったかと思います。

こう言ったそもそもエビデンスがないまたはそのレベルが低いが信じられていることは多くあります。

エビデンスベースの考え方とは、ある主張のエビデンスおよびそのエビデンスレベルをもとに考える思考法のことであり、情報が爆発的に増加している現代において必要不可欠な思考法と言えます。

まとめ

  • 主張には根拠が必要であり、根拠とはエビデンスの事である。
  • エビデンスにもその研究方法によってレベルがあり、より信頼性が高いのはランダム化比較試験のメタアナリシス。
  • エビデンスベースの考え方とはエビデンスとそのレベルをもとに考える思考法

https://www.study-exam.com

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